【悲報】SP馬超は組合わせ次第で弱くなる?オリジナル編成が機能しなかった理由【三国志真戦】

編成

SP馬超は今や環境トップクラスの武将といっても過言ではない。その圧倒的な攻撃回数と爆発力は、多くのプレイヤーを魅了しているだろう。

しかし、限定ガチャでSP馬超を引き当てたものの、テンプレ編成に必須とされる許攸がいない、あるいは許攸を使わないでもSP馬超の攻撃回数を最大限に活かせる編成を模索している人もいるのではないか。

 

私自身、SP馬超は1凸+アニメーションまで強化している。

しかし、許攸を所持していないためS19では許攸を使わないでも活躍できるSP馬超編成を試行錯誤し、多くの失敗を経験してきた。

 

今回はリーレが実際に組んでみた「これは弱かった」と感じるSP馬超のオリジナル編成例を紹介する。

そしてその失敗を通して、許攸がいなければSP馬超は特別強いわけではない、という現実を伝えていこうと思う。

この記事を読むことでリーレの二の舞をする人が減り、読者の皆様がより効果的な編成を見つける一助となれば幸いだ。

使用した編成紹介その1

程普・SP馬超・SP荀彧

武将名戦法1戦法2ステ振り兵法書1兵法書2兵法書3兵法書4
程普草船借箭潜龍陣統率始計三軍救助統軍練磨
馬超剣鋒破砕速乗其利速度九変傷兵支援速戦掩虚
荀彧解煩兵志操堅固知力始計三軍救助統軍練磨

私が2部隊試したうちの1つ目がこの編成だ。

 

【武将配置とステータス振り】

SP馬超:当初は速度に振ったが、途中で火力不足が顕著になったため、最終的に武力に振り直した。

他武将:それぞれの得意ステータスをさらに伸ばす方向でステ振りを行った。

【編成の意図】

この編成を組んだ狙いはSP馬超の攻撃性能を活かしつつ、耐久力を高めることでたとえ勝利できずとも敵を削り、引き分けに持ち込むことで、後続の部隊が戦いやすくするというものだった。

具体的には以下の点を重視した。

・SP荀彧+解煩兵+志操堅固、草船借箭で耐久編成化

SP荀彧の回復・解除能力である、解煩兵、さらに志操堅固や草船借箭といった戦法を組み合わせることで、部隊全体の継戦能力を高め最終ターンまで戦えることを目指した。

・潜龍陣で程普の統率や知力を強化し主将抜き対策

潜龍陣の副将強化効果を程普に集中させ、統率と知力を底上げした。

これにより、相手からの主将への攻撃を分散させ、部隊の安定性を確保する狙いがあった。

・後半になるほど攻撃回数が増えるため長引くほど強く

馬超の固有特性により戦闘が長引くほどSP馬超の速度が増加し、攻撃回数が増えるため、長期戦での逆転や有利な状況を作り出すことを期待した。

・引き分けになりやすいが2部隊目以降が当てやすい

この編成ではたとえ決定打に欠けても敵の兵力を削りつつ粘り強く戦い、引き分けに持ち込むことを戦略の軸とした。

これにより敵の主力を消耗させ、後から投入する別部隊が有利に戦える状況を作ることを想定した。

編成例1での画像付き戦法などの例

戦闘結果とその理由考察

編成例1での戦闘結果とその理由考察

VS SP馬超・SP皇甫嵩・許攸。疑似ミラーだが劣勢引き分け
VS趙雲・関羽・張飛。真っ赤編成相手に奮戦しているが、損失が大きい
VS張飛・関銀屏・黄月英。赤いとはいえやや少ない兵数部隊相手に損失が大きい

VS SP馬超・SP皇甫嵩・許攸:疑似ミラーだが劣勢引き分け
VS趙雲・関羽・張飛:真っ赤編成相手に奮戦しているが、損失が大きい
VS張飛・関銀屏・黄月英:赤いとはいえやや少ない兵数部隊相手に損失が大きい

結果は画像の通りだ。上記の3つの戦闘履歴を掲載する。
これらの戦闘は比較的マシな結果を選んだものだが、優勢引き分け(相手に大きな損失を与えた上での引き分け)ではなく、いずれも劣勢引き分けに終わっている。

狙っていた「引き分けに持ち込んで後続部隊を有利にする」という点ではある程度機能したように見えるが、兵力損失が大きく、後続に繋げつつ連戦するというのが厳しい結果であったと言える。

【具体的な戦闘結果から見えた課題】

この編成が劣勢引き分けに終わる主な原因は、SP馬超の圧倒的な火力不足に尽きる。

各戦闘でのSP馬超の通常攻撃回数は、

vs SP馬超・SP皇甫嵩・許攸:12回
vs 姜維・龐統・諸葛亮:14回
vs 趙雲・関羽・張飛:17回

と潜龍陣の効果もあり、SP馬超としては「普段より多い」回数を発動している。

しかし、肝心の1回あたりの通常攻撃ダメージが以下の通り非常に低い結果となった。

vs SP馬超・SP皇甫嵩・許攸:約200ダメージ(2400ダメージ / 12回)
vs 姜維・龐統・諸葛亮:約200ダメージ(2800ダメージ / 14回)
vs 趙雲・関羽・張飛:約82ダメージ(1400ダメージ / 17回)

武官の通常攻撃としては、1回あたり最低でも300ダメージは出したいところだ。

この編成では、どの戦闘においても200ダメージを下回っており、特に趙雲・関羽・張飛との戦闘では100ダメージを下回る深刻な火力不足に陥っている。

結果として、SP荀彧の解煩兵や志操堅固といった回復・耐久系の戦法で何とか持ちこたえ、通常攻撃回数が多いことで引き分けには持ち込めている。

しかし、これは「耐え凌いだ結果の引き分け」であり「相手を削りきれなかった引き分け」なのだ。

これが劣勢引き分けばかりになる根本的な原因であった。

特記:壊滅的な敗北例 (VS 姜維・龐統・諸葛亮【麒麟弓】)

引き分けだけでなく負けの戦闘もいくつかあったが、顕著に出たものは下記2つだ。

VS麒麟弓。4ターン目に龐統の戦法がさく裂。最後まで馬超生存且つ15回攻撃できているものの与ダメージがほとんど出ていない

上記で述べた全体の傾向に加え、特にこの編成の弱点を露呈した1つが、姜維・龐統・諸葛亮(蜀弓)部隊との戦闘だ。

結果は画像の通り、辛うじて引き分けという形になったものの、兵損は味方側が圧倒的に大きく、事実上の壊滅敗北と言って差し支えない。

【壊滅的敗北の理由】

  • 異常な兵損と被ダメージ

    • 味方部隊の総兵力24900に対し、残存兵力はわずか6326。約18,500もの兵力を失った計算になる。
    • 対して敵の総兵力27556に対し、残存兵力は24212。
      敵の兵損はわずか3,300程度であり、こちらは相手に約4,000程度の損害しか与えられていない。これは劣勢引き分けどころか、完全に敗北したも同然の結果と言える。
    • 3枚目の「統計」データを見ると味方全体の損失(部隊合計)が18,632なのに対し、敵全体への損失(敵部隊合計)は4,904に留まっていることがわかる。
  • 火力不足の決定的な露呈

    • SP馬超の通常攻撃回数は14回と多いものの、総ダメージは2571に過ぎない。
      1回あたりのダメージは約183ダメージであり、以前の分析通り、武官として致命的な火力不足がここでも明らかになった。
    • 特にSP馬超以外の武将の火力も低く、SP荀彧の通常撃破数は627、戦法撃破数は1373に留まっている。
      回復役としてのSP荀彧は救援8097と貢献しているものの、部隊全体の攻撃能力が不足している。
  • 敵の強力な戦法への無力化:

    • この蜀弓編成は姜維の「義胆雄心」によるデバフや龐統の「連環計」、諸葛亮の「神機妙算」による制御・回復が非常に強力。
    • グラフを見ると4ターン目に刮目相待+連環計が発動し「撃破数(ダメージ)」が大きく跳ね上がっている。
      SP馬超の速度が上がる前に敵の強力な戦法が発動し、味方部隊が壊滅的なダメージを受けたことを示している。
    • このダメージはSP荀彧の回復・解除が間に合わず、兵力が少ないためSP馬超の火力が下がったと言える
  • 潜龍陣の遅効性の問題:

    • 潜龍陣の効果でSP馬超の速度が上がるのは戦闘後半だが、この戦闘ではそれまでに部隊が耐えきれなかった。
      SP馬超が火力を出す前に部隊全体が崩壊し、潜龍陣の恩恵を十分に受けることができなかったことも原因。

この壊滅的な敗北は、耐久力と火力、そして戦法の噛み合わせの重要性を改めて浮き彫りにする結果となった。

特記:痛恨の敗北例 (VS 甘寧・太史慈・周泰【虎臣弓】)

VS虎臣弓。馬超が意気衝天で2ターン封印且つ7ターン目で壊滅と機能していない

先ほどの蜀弓編成との劣勢引き分けに加え、この編成の弱点をさらに浮き彫りにしたのが、甘寧・太史慈・周泰の虎臣弓部隊との戦闘だ。

結果は引き分けとなったが、兵損は味方側が圧倒的に大きく、事実上の大敗と言わざるを得ない。

【痛恨の敗北の理由】

  • 壊滅的な兵損と被ダメージ

味方部隊の総兵力24900に対し、残存兵力はわずか4449。約20,451もの兵力を失った計算になる。

対して敵の総兵力24900に対し、残存兵力は21199。敵の兵損はわずか3,701程度に留まっている。

これは、引き分けという表記とは裏腹に、一方的に兵力を削り取られた惨敗と言えるだろう。

3枚目の「統計」データを見ると、味方全体の損失(部隊合計)が20,451なのに対し、敵全体への損失(敵部隊合計)は3,701に留まっていることがわかる。

  • 兵種相性の不利とSP馬超への致命的なカウンター「意気衝天」

こちらのSP馬超編成は槍兵であるのに対し、相手は弓兵であるため、兵種相性ではこちらが不利だ。この相性不利が被ダメージをさらに増幅させたと考えられる。

さらにこの戦闘の決定的な敗因の一つは、敵の周泰が持つ「意気衝天」がSP馬超に刺さったことだ。

意気衝天効果で通常攻撃回数が減りSP馬超の通常攻撃回数はわずか9回に激減。

総ダメージも1372と1回あたりのダメージは約152ダメージであり、これまでの戦闘以上に低い数値だ。

SP馬超の火力不足は以前から指摘しているが、意気衝天のような通常攻撃を封じる戦法を苦手としている。

  • 虎臣弓の高い爆発力と安定性

甘寧と太史慈による高火力戦法の連打、そして周泰の兵力依存の与ダメージ上昇効果と被ダメージ分担は、短期決戦での爆発力と安定した耐久力を兼ね備えている。

グラフを見ると戦闘序盤(特に2ターン目、4ターン目あたり)で敵からの「撃破数(ダメージ)」が大きく跳ね上がっており、SP馬超部隊が序盤から圧倒的なダメージを受けていたことがわかる。

SP荀彧の回復・解除も、虎臣弓の瞬間的な火力の前に間に合わなかった。

  • 部隊全体の火力・デバフの不足

SP馬超の火力が抑えられた結果、他の武将の火力も伸び悩んだ。

「統計」データでは、程普の通常撃破数770、戦法撃破数104、SP荀彧の通常撃破数197、戦法撃破数326と、部隊全体で敵に与えたダメージが極めて低いことがわかる。

敵の耐久力を削り切るための有効なデバフや、SP馬超が行動不能になった際の代替火力源がなかったことも敗因として挙げられる。

この痛恨の敗北は、SP馬超編成が通常攻撃依存であることの脆さ、そして兵種相性の不利、特定の制御系戦法、高火力の突撃編成に対する脆弱性を浮き彫りにする結果となった。

使用した編成紹介その2

程普・関銀屏・SP馬超

武将名戦法1戦法2ステ振り兵法書1兵法書2兵法書3兵法書4
程普志操堅固潜龍陣統率始計三軍救助統軍練磨
関銀屏忠勇義烈疾風豪雨武力九変機動防御百戦錬磨速戦
馬超虎踞鷹揚速乗其利速度作戦勝敵益強笑裏蔵刀分険

私が2部隊試したうちの2つ目がこの編成だ。

こちらは1つ目と比べて回復及び被ダメージ軽減系の戦法が少ない代わりに恐慌付与を主とした編成となっている。

【武将配置とステータス振り】

SP馬超:当初は速度に振ったが、途中で火力不足が顕著になったため、最終的に武力に振り直した。

他武将:それぞれの得意ステータスをさらに伸ばす方向でステ振りを行った。

【編成の意図】

この編成は

・関銀屏の固有発動効果をSP馬超と組み合わせることで、恐慌状態を発生しやすくした

SP馬超は固有戦法によって自ターンだけでなく相手ターン時にも通常攻撃が発動することがあり、これにより手数を増やすことが可能だ。

加えて乱打を持たせているため同武将に2回攻撃が入る。

虎踞鷹揚による範囲攻撃も加われば、ほぼ確実に恐慌状態を付与できるため、相手のアクティブ・突撃戦法及び通常攻撃を封じることが可能だ。

・後半になるほど関銀屏&SP馬超が強くなる

上記の関銀屏の効果を発動させることに連動するが、関銀屏の効果は発動するたびに与ダメージがアップするというもの。

そのため関銀屏の与ダメージが上がった状態になる上、馬超も潜龍陣の効果で馬超の固有戦法効果が発動しその効果により速度が上がり、さらに攻撃回数が増えるという状況を狙って作り上げている。

恐慌による行動封じと志操堅固による回復

後半型のためダメージを抑えるか回復する手段が必要。

この点は関銀屏の恐慌による行動封じと手数が多い馬超を活かして志操堅固を採用し、対策を行っている。

・SP馬超に虎踞鷹揚で封印対策+範囲攻撃で恐慌チャンスを増やす

通常攻撃の回数が大事なため、封印に弱い馬超に虎踞鷹揚を用意。

剣鋒破砕のときに比べて被ダメージカットや相手に有利なパッシブ戦法を剥がすことはできないものの、安定して手数を確保できるため関銀屏の固有効果を発動させやすくしている。

戦闘結果とその理由考察

編成例2での戦闘結果とその理由考察

VS呂布・夏侯淵・黄月英。勝つことはできたものの、とても連戦できる兵数ではない
VSSP荀彧・張遼・王元姫。1万ちょっとしかいない部隊相手に主将を抜かれて負けている
VS法正・張角・程普。兵力約半分の部隊相手にこちらもごっそり削られてしまっている

【戦闘結果】

VS呂布・夏侯淵・黄月英:お互い痛み分け。連戦できる状況ではない
VSSP荀彧・張遼・王元姫:相手の兵力が最大の半分いかにも関わらず主将抜きされて負け
VS法正・張角・程普:相手の兵力半分くらいだがごっそり削られている

 

結果は画像の通りだ。上記の3つの戦闘履歴を掲載する。

本編成、運よくというか同凸程度の編成にあたる機会が少なく完凸or2凸くらいの部隊としか当たることができなかったため、考察しやすい戦歴が少ない。

その中でも上記は有利兵種・兵損大きい部隊2つと勝てる要素が大きい部隊に敗北あるいは損失が大きいものをピックアップした。

 

【具体的な戦闘結果から見えた課題】

この編成の損失が多い原因は主に2つ。

1つ目は被ダメージ軽減戦法がなく、呂布や張遼のような速攻編成、特に短期決戦型の部隊に対して対策が皆無なことだ。
2つ目は知力の低い武将が多いため、恐慌では防げないパッシブ系の計略ダメージ、もしくは恐慌にできなかった際の計略ダメージにめっぽう弱いことである。

 

1つ目についてはこの編成のコンセプトを優先するため、被ダメージ軽減戦法を捨てる代わりに恐慌や回復戦法を取ったため致し方ない部分はある。

ただ、相手に先手を取られるとこちらが恐慌にするまでに兵数を削られてしまうケースが多いこと。

また、郭嘉がいると郭嘉の固有効果で2ターンの間、火力担当の主将を恐慌状態にできないため、こちらも兵数を削られるという問題が発生する。

 

2つ目については刮目相待や神算鬼謀、司馬懿の固有戦法といった恐慌の影響を受けないものや、兵法書「疾戦突囲」「後発先至」持ちといった恐慌状態だけでは対処しづらい武将が相手だと、相手の戦法が発動してしまう。

この編成の知力は全体的に低い(程普148、関銀屏とSP馬超は78)ため、これらの計略ダメージは本編成の明確な弱点となっている。

特に主戦力である関銀屏やSP馬超が致命的なダメージを受けるリスクが高い。

 

これらの理由でこちらも継戦能力が足らず、いまいちな編成となってしまった。

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